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2015年12月29日(火)
【マタニティマッサージ】『妊婦の足つぼマッサージ』
週数を重ねるごとに、つわりや身体のだるさ、肩こり、腰痛、むくみなど、体調の変化に悩まされます。
妊婦は足つぼなどのマッサージを控えるべきだという意見もあります。
本当に、足つぼなどのマッサージを受けるべきではないのでしょうか!?
【妊婦に禁じられていること】
通常の身体ではないため、妊婦にはさまざまな禁止事項が課せられます。
無理な運動はしない、お酒は飲まない、薬も飲んではいけない、などなど、とにかく制限が多いのです。
その中で、できれば避けたほうが良いとされているものに、足つぼマッサージがあります。
特に足つぼは妊婦の身体に良くない影響を与える可能性があると言われているため、避ける方も多いです。
<避ける理由>
足つぼマッサージを避けるべきなのは、足の裏に沢山のつぼが集まっているからです。基本的に足の裏はどの部分を刺激しても良いとされていますが、意としない作用をもたらす可能性があるため、避けたほうが良いと言われています。
例えば
妊娠初期に生理を促すつぼを刺激すると、流産する可能性がある
デトックス効果のあるつぼを押すと、赤ちゃんまで一緒に流れてしまう
など、いろんな意見があるのです。【その1】女性ホルモン分泌量が増加?
足ツボマッサージの効果は、冷え症やむくみ・頭痛・肩こりなど全身に及びます。 女性の場合はこれらの症状が自律神経の乱れから来る事が多いのですが、この自律神経は脳の視床下部でコントロールされています。 それだけでなく、視床下部にはホルモンを分泌する脳下垂体をコントロールする働きを持っているので、結果として自律神経と女性ホルモンがとても緊密に関わっているのが分かります。
妊娠中は女性ホルモン分泌量が増加するため自律神経も過敏になりやすく、そこに足ツボマッサージを行えば、効果が出すぎてしまう可能性が出てきます。 足裏全体が自律神経の反射区のようになっているので、そこから妊娠中は足つぼマッサージを受けてはいけないという話が生まれたのでしょう。
ただ、これは全て可能性の話です。
【その2】広い反射区でお腹のつぼ刺激
手足にはツボが集中していますが、それだけではなくある程度の面積がある反射区を持っています。 ツボだけを押すのではなく、反射区を満遍なくマッサージする事でツボ押しと同様の効果を持つとして、リフレクソロジーでは反射区を重要視して足裏全体のマッサージを行います。
【その3】足裏は臓器とリンクしている
足裏の親指先から踵は、人体の頭から骨盤にリンクしていると言われています。 両足裏をそろえると、両親指が頭で他の指とその付け根は鼻と目、両土踏まずの中央が胃、と言った風に上手くリンクされていて、最後の踵の部分は子宮や生殖器に当たります。
不妊治療を行っている方は、踵のマッサージで子宮の調子を整えるのはすでに当たり前となっていますが、妊娠している最中に子宮に働きかけるマッサージをすると反対にマイナス効果になる可能性も否定できません。また妊娠中は血液量が増加しているので、足ツボマッサージによる血行促進の効果も過剰となって、胎児にとっては逆効果になる事もあります。
妊婦は流産するから足つぼをしない方が良いという意見が広まったのはなぜなのでしょうか!?
それは、偶然が関係していると言えます。
妊娠初期は、身体が不安定な状態ですし、いつ何が起こっても不思議ではありません。実際に初期流産を経験する妊婦は多く、安定期に入る前に流産することが多いのです。
初期流産は、母体に原因があるのではなく染色体異常が原因です。つまり、卵子と精子のどちらかに不具合があったから、成長が止まり、流産となってしまいます。
しかし、たまたま初期流産と診断される数日前に足つぼに通っていた人達がいたから、足つぼが悪かったのではないかと、考えてしまったのではないでしょうか。誰でも初期流産はショックなものです。何かのせいにしたくなるというのも当然だと言えるでしょう。
足の裏には、確かにたくさんのつぼが集まっています。
しかし、本当に流産してしまう危険性があるつぼなど存在するのでしょうか。確かに子宮に刺激を与えるつぼや、生理周期を整えるためのつぼ、デトックス効果のあるつぼはたくさんあります。
しかしそれを押せば全員が流産してしてしまうことが確実なら、辛い思いをしてまで産婦人科で人工中絶しないはずです。
このことからも、100%足つぼをすれば流産するとは言い切れないでしょう。
もう一つの理由に歩くという行為そのものが、足裏のつぼを刺激しているからです。
よく、便秘を解消したいなら歩きなさいと言われますが、それは歩くことで足裏のつぼを刺激しているのも関係しています。
特に裸足であるくことで腸のつぼが刺激されやすくなるため、便秘解消術としても知られています。
歩いていれば必ず足裏は刺激されるのですから、足つぼを受けたからといって何か妊婦に重大な変化が起きるというのは考えにくいと言えます。
【足ツボを押すメリット】
その時期とは陣痛や出産する時で、予定日を過ぎても陣痛が来ず過産期になりそうな場合に陣痛を早めたり、微弱陣痛で出産が長引きそうな時に、足ツボをマッサージしたり米粒を貼って圧迫し続けて子宮収縮作用を促進させます。
ただ、陣痛誘発剤を使用する病院がほとんどで、足ツボで陣痛を強めるのは助産院や漢方を処方するような産婦人科に限るようです。
陣痛の際にトラブルがあったとしても陣痛誘発剤を使いたくないと考えている方は、予定日が近くなったら足ツボのマッサージを受けてみてはいかがでしょうか。
【マタニティ専用のマッサージサロンで】
妊婦は足ツボマッサージはダメと言われても、あの即効性は捨てがたいものがあります。
ただし妊婦全員がダメと言うわけではなく、時期や体調をきちんと選べば足ツボマッサージも問題ないので、自分の体調を見ながら行いましょう。
ただ、自分や家族にお願いしてマッサージする場合は、してはいけない場所にマッサージしてしまう事もあるので、気になる方はプロのマッサージ師に施術してもらうのも良いでしょう。
特に、マタニティ専用のコースがあるサロンならベストです。
もし無い場合は、マッサージを受ける前に妊娠中である事を伝えて店の指示を仰ぎましょう。【マッサージは安定期から】
足つぼは好きだし、いつでも受けたい でももしかしたら・・と考えると不安になるという方は、安定期に入ってからにしましょう。
不安なまま足つぼを受けても、気持ちが安定しませんしかえってストレスになることも考えられます。
安定期なら胎盤も完成し、母体の状態も落ち着いていますので、心配なく受けることができるでしょう。
ただし、安定期だから大丈夫だと、妊娠の事実をサロン側に伝えず受けて良いというわけではありません。
マッサージ店によっては、妊婦の施術を受け付けていないところもあります
【心配な場合は医師に相談を】
どうしても足つぼをしてみたいけど、心配という方は、一度担当の医師に相談してみましょう。
専門家の判断でOKと言われれば、安心して受けることができます。
大切なのは、不安な気持ちを抱えたまま実行しないということです。
妊娠中はさまざまなストレスがかかってきますから、このような些細なストレスも蓄積されて大きな影響を及ぼす可能性があります。
少しでも不安を取り除き、ストレスを最小限にするためにも、医師に相談してみる習慣を身につけましょう。
妊婦が、足つぼをやりたくなるのは、身体にさまざまな症状が現れるからです
どうしようもないからこそ、何かで対処したくなります。では、実際に妊婦さんが悩む症状は、どのようなものがあるのでしょうか。
まず、妊娠初期に現れるつわりは、ひどい人の場合全く食べられなくなってしまいます。軽度の人でも常に胸焼けしているように感じたり、めまいなどの貧血っぽくなったりします。
また、頭痛がしたり、腰痛が悪化したり、イライラしたりすることもあるようです。
さらに、運動不足や生活リズムの乱れから全身にむくみが出る方が多く
少しでも改善したいと切実な思いを抱えています。そして、長期間便秘に悩み、医師から処方された妊婦でも飲める便秘薬を
試しても全くダメという方もいらっしゃいます。このように、妊婦は様々な身体の悩みを抱えているからこそ、マッサージをしたくなるのです。
妊娠中に妊婦が足つぼを受けると流産することがあるというのは、100%の事実ではありません。しかし、そう言われている以上、不安になることはあると思います。
大切なのは不安な気持ちを抱えないこと、そして少しでも身体の不調を取り除くということです。
医師に相談したり、安全なつぼを調べたりして不安が払拭されたら、足つぼマッサージしてみるのも良いでしょう
少しでも身体と心が軽くなることを最優先で考えてください。
指圧・マッサージ一癒(ひとやすみ)では、
安定期に入り医師の許可が出た妊婦さんと赤ちゃんが少しでも快適に過ごせるための
マタニティマッサージに対応!!横向きの施術はもちろん、おなかの大きくなった妊婦さんも
うつ伏せになれる専用クッションもご用意しています♪
https://www.shiatsu-hitoyasumi.com/postnews/maternity
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