首に痛みや違和感があり、うまく動かせなかったり、回せなかったりする体験はありませんか？このような首(頸椎)の回旋異常は、たとえ痛みを感じない程度であっても、様々な身体のトラブルへ繋がるおそれがあります。「左右で首の回りやすさに差がある」「後ろに首を反らすとつらい」といった症状も、首の回旋異常です。

こちらでは、首の歪みが引き起こす体調不良についてご紹介しております。

首の歪みが引き起こす体調不良

首(頸椎)の両側には太い血管と神経が通っているため、首が歪んでしまうと頭痛や耳鳴り、めまい、手のしびれといった症状が現れやすくなります。また、脳からの指令がうまく伝わらず、自律神経失調症などの不調を招くこともあります。

首が歪む原因

首が歪む原因には2種類あり、その内の一つは交通事故によるムチウチなど、外力が加わったことによる歪みがあります。病院では骨が治れば完治とみなされることも多く、周りの筋肉や靭帯などのバランスが整っていないことも多々あります。骨だけを強引に真っ直ぐにしても、筋肉のバランスが歪んだ状態では後から骨にも歪みが生じてしまうため、子供の頃に遭った交通事故の後遺症が成人になってから出てくる、という方も少なくありません。

首が歪むもう一つの原因は、姿勢の悪さからくる身体の歪みです。姿勢が悪い方は、脊柱のS字カーブが強くなってしまい、ストレートネックや左右の捻り具合にも差が出ていることが多いです。

首の回旋異常のセルフチェック

以下の方法で簡単なセルフチェックが行えます。左右差や痛みがあったり、動きに制限があったりすると、頸椎が歪んでいる可能性が高いです。特にストレートネックの方は首を後ろに反らしづらく、痛みを感じることもあります。

・首を前後に倒し、痛みや動きの制限があるか
・首を回して左右を見る時に、左右差や痛みがあるか
・正面を向いたまま首を左右に曲げた時、左右差や痛みがあるか
・バンザイのポーズをした時、手の上がる角度の左右差、または手の長さに違いがないか

セルフチェックに心当たりや首の動きに違和感がある時には、早めにケアなさることをおすすめいたします。